美容サロン・エステへの営業はフォーム営業で|全国約17.5万店のうち、フォームから送れる約7.4万店への進め方

美容室、エステ、ネイル、まつげのサロンに、美容機器や材料、予約システム、求人広告などを売りたい。そう考えたとき、まず知りたいのは「何店に声をかけられるのか」と「どこに送れば店の人に届くのか」の2つです。

サロンのオーナーやスタッフは、営業時間中の多くを施術に使っていて、電話に出られない時間が長くなります。メールアドレスを公開している店も多くありません。残る窓口が、店のホームページにある問い合わせフォームです。ただ、フォームのURLが分かるサロンがどれくらいあるのか、数えた資料が見当たりませんでした。

そこで、リストハブに収録されている美容・理容・エステの店舗データを使って、店の数と、フォームのURLが分かる店の数を調べました。この記事の数字は、特に断りがなければリストハブが出どころです。予約サイトのサロンページを実際に開いて項目を数えた結果は、営業リスト収集ツール IZANAMI の調査から引いています。

この記事の結論

・美容・理容・エステは全国で174,799件。エステ・ネイル・まつげ・コスメが100,559件、美容院・理容室が73,848件

・お問い合わせフォームのURLが分かる店は74,367件。そのうち64,297件はメールアドレスが分からない店で、メール営業のリストには入らない店にフォームなら送れる

・大手の予約サイト2つでサロンページを開いて数えたところ、店のメールアドレスもホームページも載っていなかった。送る先は、店自身のホームページにあるフォームにする

主な読者は、サロンに商品やサービスを売りたい側(美容機器、化粧品、業務用の材料、予約・会計システム、求人広告、ホームページ制作、集客支援など)を想定しています。

美容サロン・エステは全国に何件あるのか|174,799件、上位10都道府県で約6割

美容サロン・エステは全国に何件あるのか|174,799件、上位10都道府県で約6割

リストハブの「美容・理容・エステ」には174,799件が収録されています。細かい業種に分けると、次のとおりです。

細かい業種件数
エステ・ネイル・まつげ・コスメ100,559
美容院・理容室73,848

出典:リストハブ「全国の美容・理容・エステ一覧」。内訳はエステ・ネイル・まつげ・コスメと美容院・理容室のページで確かめられます

地域では、東京都が28,303件と最も多く、大阪府16,784件、愛知県10,121件と続きます。上位10都道府県を合わせると104,456件で、全体の約6割(59.8%)です。

都道府県件数
東京都28,303
大阪府16,784
愛知県10,121
埼玉県9,570
神奈川県8,865
千葉県8,543
北海道6,163
静岡県5,722
兵庫県5,218
福岡県5,167

出典:リストハブの集計。上位10都道府県の合計と割合は当記事が計算

サロンは1店ごとの規模が小さいので、全部に送るのではなく、売るものに合った業態と地域で絞って使います。絞り込みの例は、4つ目の見出しにまとめました。

宛名についても、先に触れておきます。代表者の名前まで分かる店は3,086件で、個人名を書いて送れる店は限られます。宛名は「オーナー様」や「ご担当者様」にそろえます。

フォームのURLが分かるサロンは74,367件|メールが分からない店にも送れる

フォームのURLが分かるサロンは74,367件|メールが分からない店にも送れる

同じ174,799件について、連絡先ごとに、分かる店の件数を並べると次のようになります。

分かる連絡先件数
電話番号148,729
ホームページ131,531
問い合わせフォーム74,367
メールアドレス15,869
メールとフォームの両方10,070

出典:リストハブの集計

フォームのURLが分かる店は、メールアドレスが分かる店の約4.7倍(74,367÷15,869)あります。ホームページが分かる131,531件のうち、74,367件はフォームのURLまで分かっています。

フォームとメールの件数を組み合わせると、どの手段で届けられるかが分かります。

届く手段件数
フォームのみ(メールは分からない)64,297
メールとフォームの両方10,070
メールのみ(フォームは分からない)5,799

※リストハブの3つの件数(メール15,869/フォーム74,367/両方10,070)から当記事が算出

注目したいのは最初の行です。メールアドレスは分からず、フォームのURLだけが分かるサロンが64,297件あります。メール営業のリストでは最初から外れる店で、フォーム営業なら届けられます。

エステ・ネイル・まつげと、美容院・理容室の違い

2つの細かい業種に分けて、連絡先が分かる店の件数を並べます。

項目エステ・ネイル・まつげ・コスメ 100,559件美容院・理容室 73,848件
電話番号77,150件71,200件
ホームページ71,081件60,058件
問い合わせフォーム43,074件30,980件
メールアドレス10,860件4,966件

出典:リストハブの各業種ページ(エステ・ネイル・まつげ・コスメ/美容院・理容室)

エステ・ネイル・まつげ・コスメでは、フォームのURLが分かる店が43,074件あり、メールアドレスが分かる店の約4倍です。美容院・理容室では、フォームのURLが分かる店(30,980件)がメールアドレスが分かる店の約6.2倍あります。どちらの業態でも、フォームはメールより多くの店に届けられる窓口です。

都道府県別の、フォームのURLが分かる店の数

件数の多い都道府県を5つ並べました(美容・理容・エステ全体)。

都道府県件数フォームありメールあり
東京都28,30314,9813,309
大阪府16,7847,1231,323
愛知県10,1215,2121,042
北海道6,1632,530610
福岡県5,1672,676504

出典:リストハブの都道府県ページ(東京都ほか)

東京都ではフォームのURLが分かる店が14,981件あり、メールアドレスが分かる店(3,309件)の4倍以上です。この5つの都道府県では、どこもフォームのほうがメールより4倍以上多く分かります。

予約サイトのページだけでは、サロンに届く窓口が分からない

予約サイトのページだけでは、サロンに届く窓口が分からない

サロンのリストを作るとき、予約サイトの店舗ページから集める方法があります。ただ、フォーム営業に使うには、そこで集まる項目が足りません。IZANAMI が大手の予約サイト2つでサロンページを実際に開き、項目を数えた結果は次のとおりです。

項目予約サイトA(33店)予約サイトB(ヘアサロン22店)
店名・住所33/3322/22
電話番号33/33(すべて050の予約番号)22/22
メールアドレス0/330/22
店のホームページ0/330/22

出典:IZANAMI の調査(予約サイトA・予約サイトBの記事)。サロンページを開いて項目ごとに数えた結果

店名・住所・営業時間・定休日は分かりますが、店に直接連絡できる窓口はありません。予約サイトAの電話番号はすべて予約用の050番号で、店の固定電話ではありませんでした。予約サイトの問い合わせ窓口に送った営業の連絡は、店ではなくサイトの運営会社が受け取ります。

フォームに送るなら、送り先は店自身のホームページのフォームです。リストハブには、店のホームページが分かるサロンが131,531件、そのうちフォームのURLが分かる店が74,367件あります。店ごとにホームページを開いてフォームを探す手間をかけずに、「フォームあり」で絞ったリストから始められます。

本部や予約サイトの共通フォームを外す

もう一つ、サロンで気をつけたいのが共有フォームです。複数の店舗を持つ会社では、各店のページにある「お問い合わせ」が本部のフォームにつながっていることがあります。その場合、店舗の数だけ送ると、本部には同じ内容が何通も届きます。

リストハブがフォームのURLがある店から約18万件を抜き出して数えたところ、同じドメインのフォームを20件以上の店が使っている「共有フォーム」は全体で16.9%でした。リストハブのコラムでは、予約サイトやチェーン店に載る店の多い美容・理容・エステは、この割合が高くなりやすい業種に挙げています。

見分け方は、フォームのURLのドメイン(「//」から次の「/」まで)を取り出して、同じものがいくつあるかを数えることです。件数の多いドメインを上から順に開いて、本部や予約サイトのフォームなら外します。手順は、リストハブのコラム「そのフォーム、本当に店に届く? 本部・予約サイトのフォームの見分け方」に表計算ソフトの式つきで書かれています。

売るものによって、送るサロンの業態と絞り方を変える

売るものによって、送るサロンの業態と絞り方を変える

サロンと一口に言っても、ヘアサロン、エステ、ネイル、まつげでは、使う機器も材料も違います。売るものごとに、先に当たる業態と絞り込みの条件を決めておくと、文面も書きやすくなります。

売るもの先に当たる業態絞り込みの例
美容機器(フェイシャル、脱毛、痩身など)エステ・ネイル・まつげ・コスメ(フォームあり43,074件)機器を設置・メンテナンスできる地域に絞る
ヘアカラー・シャンプーなど美容院向けの材料美容院・理容室(フォームあり30,980件)配送できる地域で絞る
ネイル用品・まつげ用品・業務用の化粧品エステ・ネイル・まつげ・コスメ配送できる地域で絞る
予約・顧客管理・会計のシステム両方ホームページがある店から。予約の受け付けをウェブで行う店が先
求人広告・採用支援両方募集を出したい地域に合わせる
ホームページ制作・撮影・集客支援両方ホームページがある店(131,531件)に、リニューアルや写真の撮り直しの提案として送る

1通で送る商材は1つに絞ります。美容機器と材料と求人を一度に並べると、何の連絡なのかが読み取れません。商材ごとにリストと文面を分け、それぞれ数十件から始めて、反応の出た組み合わせを広げていく進め方が向いています。

同じ考え方で業種別に整理した記事に、不動産会社への新規開拓、製造業の新規開拓、清掃業の法人開拓があります。リストの質で結果が決まる点はフォーム営業はリストの質で決まるで説明しています。

サロンのオーナーに読まれる文面の組み立て方

サロンのオーナーに読まれる文面の組み立て方

サロンのホームページにある問い合わせフォームは、本来、来店予約やメニューの相談、口コミのお礼のために置かれています。そこに営業の連絡が届くので、最初の1行で「予約やご相談ではない」ことが伝わらないと、開いたあとに閉じられます。

オーナーが読む時間は、施術の合間などに限られることが多くなります。短く読めて、返事の仕方が分かる文面にします。組み立ては次の順番がおすすめです。

  1. 誰が、何の件で連絡したか(ご予約やご相談ではなく、営業の連絡である旨を含む)
  2. そのサロンに関係する理由(例:フェイシャルの施術をしている、◯◯市で美容院を営んでいる)
  3. 提案の中身を1つだけ(料金や事例まで広げない)
  4. 返事の負担を軽くする(資料のURL、返信は一言でよいこと)

たとえば、エステサロンに業務用のフェイシャル機器を紹介する場合は、次のような文面です(商品は例です)。

オーナー様
ご予約やご相談ではなく、業務用フェイシャル機器のご案内です。
◯◯市でフェイシャルの施術をされていると拝見し、ご連絡しました。当社の機器は、◯◯の施術に使え、1回あたりの施術時間は◯分です。機器の写真と仕様はこちらのURLにまとめています(URL)。
ご関心があれば、このフォームに「資料希望」とだけお返事ください。ご不要でしたら、このメッセージは破棄してください。

宛名は、代表者の名前が分かる店が限られるため、「オーナー様」または「ご担当者様」にします。複数の店舗を持つ会社の本部あてなら「ご担当者様」です。

サロンへ送るときに守ること

  • お客さまを装わない:来店予約や口コミの問い合わせに見せかけると、開いた担当者の信頼を失います。冒頭で営業の連絡だと書きます
  • 営業お断りの店には送らない:フォームに「営業目的の連絡はご遠慮ください」とある店は除きます。IZANAGI は、「営業お断り」の記載がある店には送信せず、拒否リストに登録した店にも送りません
  • 本部のフォームには会社単位で1通:店舗ごとに送らず、同じ本部のフォームへの送信は1通にまとめます

言い回しや分量の調整は、フォーム営業の文面テンプレートの記事に書きました。送る曜日と時間帯はフォーム営業の送信時間帯と配信設計で決め方をまとめています。「違法ではないか」「クレームが来たらどうするか」は、違法かどうかの整理とクレーム対応の記事(続編)を見てください。

返事が来たあとの連絡と、IZANAGIでの進め方

返事が来たあとの連絡と、IZANAGIでの進め方

返事が来たら、その店の都合に合わせて連絡します。サロンは営業時間中、オーナーが施術に入っていることが多く、こちらから電話をかけても出られません。まずフォームかメールで資料を送り、電話をしてよい曜日と時間帯を聞いておくと、その後の連絡がつながりやすくなります。返信が来たあとの手順は追客の具体的手順にまとめました。フォームで入口をつくり、メールと電話を組み合わせる全体の流れは1つの営業リストを使い切る組み立てで扱っています。

進め方は、次の4つを順に決めます。

  1. 売るものと業態:エステ・ネイル・まつげ・コスメか、美容院・理容室か
  2. 地域:東京都のフォームあり14,981件のように大きい地域か、自社が対応できる地域から
  3. リストの絞り込み:「フォームあり」で絞り、本部や予約サイトの共通フォームを外す
  4. 最初の件数:数十件から送り、反応のあった文面と業態を見てから広げる

送るリストは、リストハブの「フォームあり」で絞った件数から始められます。全国の美容・理容・エステでフォームのURLが分かるのは74,367件、東京都なら14,981件です。件数と納品CSVのプレビューはリストハブの美容・理容・エステのページで無料で見られます。自分でリストを作りたい方は、IZANAMI が収集に使えます。

IZANAGI は、店のホームページからお問い合わせフォームを自動で探し出し、店名や本文を入力して送信までを進めます。数百店のフォームを1店ずつ開いて入力する作業を、機械に任せられます。メールアドレスが分からない店にも、フォームから届けられます。送信単価は1通1.25円からで、東京都のフォームあり14,981件に送る場合、送信の費用は約1.9万円からです(リストの費用は別)。詳しい内容は izanagi-ai.com をご覧ください。

よくある質問

Q1. 美容サロン・エステは全国に何件ありますか?

リストハブには、美容・理容・エステが174,799件収録されています。エステ・ネイル・まつげ・コスメが100,559件、美容院・理容室が73,848件です。

Q2. 問い合わせフォームのURLが分かる美容サロンは何件ありますか?

74,367件です。エステ・ネイル・まつげ・コスメが43,074件、美容院・理容室が30,980件で、都道府県別では東京都が14,981件と最も多くなっています。件数はリストハブの各ページで確かめられます。

Q3. メールアドレスがなくても、美容サロンに営業できますか?

できます。メールアドレスは分からず、フォームのURLだけが分かる店が64,297件あります。メール営業のリストでは外れる店に、フォームなら届けられます。

Q4. 予約サイトの問い合わせ窓口から送ればよいですか?

おすすめしません。予約サイトのサロンページに載っているのは、予約サイト経由の電話番号や、サイト運営会社への窓口です。店のホームページにあるフォームに送ると、店の人に届きます。

Q5. サロンへの営業で気をつけることは何ですか?

来店予約や口コミのお問い合わせを装わないこと、冒頭で営業の連絡だと伝えること、フォームに「営業目的の連絡はご遠慮ください」とある店には送らないことの3つです。

Q6. 個人のサロンと、複数の店舗を持つ会社で、送り方は変えるべきですか?

変えます。個人のサロンは店のフォームから「オーナー様」宛てに送ります。複数の店舗を持つ会社は、各店舗のフォームが本部につながっていることがあるので、店舗ごとに送らず会社単位で1通にまとめます。

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