「すべてのデータに、命を与える。」――2017 年に京都大学発スタートアップとして誕生した株式会社データグリッド様は、生成AIの黎明期から一貫して研究開発に取り組んでいる生成AIのパイオニア企業であり、大規模言語モデル(LLM)、動画・画像生成AI、音声生成AIを活用し製造業をはじめとした各産業特有のデータを基にカスタマイズ開発した生成AIソリューションを提供されていらっしゃいます。本社は京都市左京区、従業員は21 名(2025 年3 月時点)ながら、GENIAC等の国のプロジェクトにも採択され、研究成果は Forbes など海外メディアにも取り上げられてきました。
今回は、新規サービスの立ち上げとリード獲得を加速するために IZANAGI のフォームDM 配信を導入した執行役員COO・吉原様にお話を伺いました。
「営業採用の代わりに“テストマーケ”を一気に回したい」——DM営業導入の背景
――まず、IZANAGI をご検討された経緯を教えてください。
吉原様
新しい新しい生成AIのSaaS型サービスをローンチした直後であり、「どの業界が最もフィットするのか」を精度高く見極める必要がありました。早期に仮説検証を回したかったので、リード獲得チャネルを最優先事項に設定し、まずはフォーム営業に的を絞って比較検討。
決め手は 3 つあります。
- テストマーケティングを並列で回せる——業種・規模別の反応を数字で可視化できる。
- 1 通あたりの配信単価が圧倒的に安価——安価なサービスでもマーケティングROIが見込める。
- 営業担当のレスポンスが速く、「どうすれば生成AIの文脈が刺さるか」を一緒に壁打ちできた。
IZANAGI 配信に込めた 3 つの期待
――今回ご利用になるプランと、特に期待しているポイントを教えてください。
吉原様
① 絨毯爆撃プラン(サブスク運用)
いわば “DM の定期便”。DMを送り続け、常にトップファネルを満たす装置にしたいと思っています。
② 手動フォローとのハイブリッド
自動配信で取りこぼした見込み客を、人力で個別ピックアップできる柔軟さが魅力。営業リソースの最適配分ができそうだと感じています。
③ 幅広いカスタマイズ性
業務範囲が広い当社でも「この業界だけ AB テスト」「この肩書きだけコピー変更」など、細かなチューニングをスピーディーに依頼できそうだと期待しています。
「AI×女性営業」のシナジーで共創を
――最後に、IZANAGI へのメッセージをお願いします。
吉原様
生成AIは“人を代替する万能エンジン”ではなく、人の創造性を後押しするブースターだと考えています。
IZANAGI さんの 女性営業チームのヒューマンタッチと、私たちの生成AIテクノロジーを掛け合わせ、将来的には共同で新しい事業を仕掛けられたら理想です。まずは DM 配信のデータを一緒に分析し、最適解をアップデートしていきましょう。
編集後記
「営業人員を増やさず、“大量×低コスト”のフォームDM で市場解像度を一気に高める」——生成AI スタートアップならではの合理的かつ攻めのマーケ戦略が印象的でした。IZANAGI は、吉原様の挑戦を“数字”と“共創”の両面から伴走し、次世代 AI ビジネスを共に加速させていきます。