フォーム営業を外に頼むとき、最初に気になるのは「いくらかかるか」です。ところが、見積もりを2〜3社から取ると、「1通○円」「月額○万円」「アポ1件○円」と、料金の書き方がそれぞれ違います。単価の数字を並べても、どれが安いのか分かりません。
この記事では、フォーム営業の代行の料金のかかり方を、従量課金・月額定額・成果報酬の3種類に分けて説明します。それぞれの向き不向きに加えて、同じ1,000件を頼んだときの費用と、商談1件あたりの費用の計算例、見積もりを取るときに確かめる7つのことをまとめました。
テレアポや郵送DMも含めた営業代行全体の費用の比較は、営業代行は高い?テレアポ・フォームDM・手紙DMの費用比較に書いています。この記事は、フォーム営業の代行の中の料金の仕組みに絞っています。
フォーム営業の代行は、料金のかかり方が3種類ある

フォーム営業の代行は、料金の払い方で大きく3つに分かれます。先に早見表です。
| 種類 | 何に払うか | 費用の読みやすさ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 従量課金 | 送る件数(1通あたりの単価×件数) | 件数が決まれば、総額がすぐ計算できる | 送る件数と期間を決めて始めたい。まず小さく試したい |
| 月額定額 | 毎月の定額(送れる件数の上限と、含まれる作業は契約で決まる) | 毎月同じ額で、予算を組みやすい | 毎月まとまった件数を続けて送る |
| 成果報酬 | 決めた成果(アポ、返信など)の件数 | 成果の件数で、月ごとの請求額が変わる | 最初の支出を抑えたい。支払いを結果に合わせたい |
実際には、「月額の基本料+1通ごとの単価」のように、2つを組み合わせた料金もあります。まず3つの基本形を押さえておくと、組み合わせ型の見積もりも読み解けます。
検索で上位に出る解説記事や、各社の料金ページに載っている金額を見ると、従量課金は1通あたり数円から25円ほど、月額定額は月3万〜7万円台、成果報酬はアポ1件あたり1.5万〜3万円という例が見つかります。ただし、同じ「1通」でも、送ろうとした件数を数える会社と、送信が完了した件数だけを数える会社があります。リスト作成や文面の作成が料金に含まれるかどうかも会社によって違います。金額の高い安いを比べる前に、料金が何に対してかかるのかをそろえるのが、比較の出発点です。
従量課金と月額定額|件数が決まっているか、毎月続けるか

従量課金|1通あたりの単価と、送れなかった分の扱い
従量課金は、送った件数に単価を掛けた額を払う形です。「1,000件送るなら、単価×1,000件」と計算でき、請求額を予想しやすいのが利点です。送る件数と期間を決めて試す場合や、リストと文面をすでに用意している場合に向いています。
確かめたいのは、単価の数字そのものより、何を1通と数えるかです。
- 送信ボタンを押そうとした件数に払うのか、送信が完了した件数に払うのか
- フォームが見つからなかった会社や、エラーで送れなかった会社の分にも料金がかかるのか
- 最低件数、最低料金、基本料金があるのか
たとえば「1通25円+基本料金3万円(5,000通以上は0円)」のように、基本料金が付く料金があります。この場合、1,000件だけ送ると総額は5万5,000円で、1通あたりに直すと55円です。単価の数字だけを見ていると、実際の支払いとの差が出ます。
月額定額|送れる件数の上限と、含まれる作業
月額定額は、送る件数にかかわらず毎月同じ額を払う形です。予算を組みやすく、毎月まとまった件数を送るほど、1通あたりの費用は下がります。
たとえば月額35,750円の料金で、月に1,000件を送ると、1通あたり約36円です。月に5,000件送れば約7円、1万件なら約3.6円になります。月に送る件数が少ないと割高になり、多いと割安になる料金です。
契約の前に、次の点を確かめます。
- 月に送れる件数の上限(上限を超えた分の料金)
- リスト作成、文面作成、結果の報告が月額に含まれるか
- 送る件数が少ない月や、準備に時間がかかる月も同じ額がかかるか
- 契約期間の縛りと、途中で解約したときの扱い
運用まで一式で頼む場合は、「初期構築」「リスト作成」「運用サポート」のように、内訳を項目ごとに出す見積もりになることがあります。IZANAGI のプレミアムプランも、内訳を項目別に示しています。内訳が出ていれば、自社に不要な項目を外す相談もしやすくなります。
成果報酬|何を「成果」にするかで、金額も確かめる点も変わる

成果報酬は、あらかじめ決めた成果が出たときだけ料金を払う形です。成果が出なければ支払いも発生しないため、外注に慣れていない会社でも始めやすい仕組みです。
ただし、「成果」にできる地点はいくつもあります。
| 成果の置き方 | 1件と数えるもの | 1件あたりの単価の傾向 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 送信の完了 | フォームの送信が完了した件 | 低い | 完了をどの時点で数えるか。完了の証拠が残るか |
| 返信 | 相手から反応があった件 | 中くらい | 自動の受付メールや、お断りの返事も数えるか |
| アポ | 商談の約束が取れた件 | 高い | アポの条件。相手の都合で取り消しになった場合の扱い |
返信やアポは、送り先の選び方、文面、相手の社内事情など、代行会社だけでは決められない要素に左右されます。そのため、成果を商談に近い地点に置くほど、1件あたりの単価は高くなるのが自然です。アポ1件1.5万〜3万円という金額は、アポの獲得まで含めて任せる費用です。送信費だけの従量課金の単価と並べて、高い安いは判断できません。
成果報酬では、次の4点も確認します。
- アポの条件(相手の役職、面談の形式、同じ会社から重ねてアポが入った場合の数え方)
- 月の上限額(成果が増えた月の請求を抑えられるか)
- 前払い金の有無と、使い切れなかった分の扱い
- リスト作成、文面作成の費用が別にかかるか
IZANAGI の料金は、1通ごとの送信単価(1.25円〜)で案内しています。成果報酬の見積もりと比べるときは、次の章の計算表を使ってください。
同じ1,000件を頼んだとき、方式ごとの費用はどう違うか

ここまでの料金を、同じ条件に置いて計算してみます。計算に使う金額は、各社が公開している料金の例です。商談になる件数は、実際の結果ではなく、計算のために置いた仮の数字です。ご自分の見込みに置き換えて使ってください。
1,000件を送ったときの、送信費の総額
| 料金の形 | 料金の例 | 1,000件を送った費用 | 1通あたり |
|---|---|---|---|
| 従量課金(IZANAGI) | 送信単価1.25円〜 | 1,250円〜 | 1.25円〜 |
| 従量課金(送信完了の件数に払う例) | 1通15円 | 15,000円 | 15円 |
| 従量課金(基本料金が付く例) | 1通25円+基本料金3万円 | 55,000円 | 55円 |
| 月額定額(その月に1,000件送る場合) | 月額35,750円 | 35,750円 | 約36円 |
この表は送信費だけです。リスト作成費、文面作成費、返信への対応にかかる社内の時間は含みません。見積もりを比べるときは、これらが別料金か、含まれているかを必ず確認してください。
商談1件あたりの費用に直す
次に、1,000件を送って商談につながった件数が1件、3件、5件だった場合の、商談1件あたりの送信費です。
| 料金の形 | 商談1件 | 商談3件 | 商談5件 |
|---|---|---|---|
| 従量課金 1.25円 | 1,250円 | 約417円 | 250円 |
| 従量課金 15円 | 15,000円 | 5,000円 | 3,000円 |
| 従量課金 25円+基本料金3万円 | 55,000円 | 約18,333円 | 11,000円 |
| 月額定額 35,750円 | 35,750円 | 約11,917円 | 7,150円 |
| 成果報酬(アポ1件1.5万円の例) | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
| 成果報酬(アポ1件3万円の例) | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
この表から分かることは3つあります。
- 従量課金と月額定額は、商談が増えるほど1件あたりの費用が下がります。成果報酬は、何件取れても1件あたりの費用は同じです。
- 商談が1件も取れなかった場合、従量課金と月額定額は送信費がそのままかかります。成果報酬は0円です。商談が取れるかどうか分からない最初の1回目は、ここが成果報酬の利点になります。
- 従量課金が成果報酬より安くなる分かれ目は、「従量課金の1,000件の費用÷成果報酬の単価」で出せます。基本料金が付く55,000円の例を、アポ1件1.5万円の成果報酬と比べると、55,000÷15,000で約3.7件です。1,000件で4件以上の商談が取れるなら、従量課金のほうが安くなります。送信単価が1.25円なら1,250÷15,000で約0.08件で、商談が1件取れれば従量課金のほうが安くなります。
ただし、成果報酬のアポ1件の単価には、リスト作成や文面作成、アポの獲得までが含まれている場合があります。従量課金の送信費にリスト作成費や自社の作業時間を足すと、差は縮まります。1件あたりの費用は、含まれる作業をそろえて比べてください。
見積もりを取るときに確かめる7つのこと

料金の形が違っても、次の7点を同じ質問で聞けば、見積もりを同じ条件で比べられます。
- 何を1件と数えるか。送信しようとした件数か、送信が完了した件数か、返信か、アポか。書面に書かれているかを確認します。
- 送れなかった分の扱い。フォームが見つからなかった会社や、エラーで送れなかった会社の分に料金がかかるか。人の手で送り直すか、その場合は別料金か。
- リストを誰が用意し、いくらかかるか。自社のリストを使えるか。代行会社のリストから選ぶ場合、1社あたりの費用があるか。
- 初期費用、最低件数、基本料金。1,000件だけ頼む場合の総額を、実際に出してもらいます。
- 「営業お断り」と書かれたフォームの扱い。送らない設定になっているか。除いた分は料金の対象外か。
- 報告の中身。送信件数だけでなく、送れた件数、送れなかった理由、クリックや返信の件数まで見られるか。
- 契約期間と、追加の作業の費用。契約の縛り、解約の条件、返信後のフォローコールなどを頼む場合の料金。
1、2、4が答えられない会社は、請求額を予想しにくくなります。この3点は、見積もりの段階で必ず書面にしてもらってください。
IZANAGI の場合
7つの項目に、IZANAGI が案内している内容を当てはめます。
- 料金:送信単価1.25円〜です。件数や内容によって金額が変わるため、見積もりでご案内します。
- 送り方:最初にAIがフォームを見つけて自動で入力・送信します。送れなかったフォームは人の目で確認して手動で送信し、フォームがない会社にはメールで届けます(ハイブリッドプランの場合。フォーム自体に問題がなければ、ほぼ100%の精度で送信できます)。
- リスト:業種・エリアで絞り込める約100万件のリストから選べます。お持ちのURLリストも使えます。
- 営業お断りの扱い:「営業お断り」の記載がある会社には送信しません。1クリックで拒否リストに登録でき、短期間に同じ会社へ繰り返し送らない配慮もしています。
- 報告:設定から送信、結果の報告まで担当者が対応します。配信結果のレポートでは、送信件数や、効果測定用URLのクリック数を確認できます。
- 送る前の目安:リストを取り込んだ時点で、そのリストの過去の送信実績から、成功率の目安を表示します。
- 追加の作業:反応があった会社へのフォローコールや、商談への同席は、オプションで案内しています。内容と料金は個別にご相談ください。
自社で送る場合と、代行に頼む場合の分かれ目

フォーム営業は、ツールを自社で使う方法もあります。料金だけでなく、社内で何を担当できるかで選びます。
| 比べる点 | 自社でツールを使う | 代行に頼む |
|---|---|---|
| 費用の形 | 月額料金や、件数に応じた料金 | 従量課金・月額定額・成果報酬など。初期費用や文面作成費が別にかかることもある |
| 社内の作業 | 送り先の条件決め、文面の確認、送信の操作、結果の確認 | 打ち合わせと確認が中心 |
| 文面の直しやすさ | 自社ですぐに直せる | 代行会社とのやり取りが入る |
| 送れなかったフォームへの対応 | 自社で手動送信する、または諦める | 代行会社が人の手で送る契約もある |
| 始めるまでの期間 | 登録して条件を決めれば始められる | 打ち合わせと文面づくりの期間が入る |
毎月の送信作業に社内の人手を割けない場合や、送れなかったフォームへの対応まで任せたい場合は、代行が向いています。自社で操作できる担当者がいて、文面を自分で直しながら回したい場合は、ツールが合います。
代行を選ぶ場合も、返信が来たあとの対応は自社の仕事です。返信への初動の手順は、フォーム営業で返信が来たらどうする?商談につなげる追客の具体的手順にまとめています。費用の見積もりを出す前に、月に何件の商談がほしいかを決めておくと、必要な送信件数を逆算できます。逆算の方法は、フォーム営業の成果は「届いた数」で決まるに計算例を載せています。
テレアポとの費用の比較はテレアポはもう限界?フォーム営業との費用対効果を徹底比較、フォーム営業のツールとサービスの種類の違いはフォーム営業ツール比較で説明しています。
IZANAGI の料金は、送る件数と内容に合わせて見積もりをご案内します。お問い合わせ・料金のご相談はこちらからどうぞ。
よくある質問
Q1. フォーム営業代行の料金は、いくらくらいですか?
料金の形によって異なります。従量課金は1通あたり数円から25円ほど、月額定額は月3万〜7万円台、成果報酬はアポ1件あたり1.5万〜3万円という例が公開されています。リスト作成や文面作成が含まれるかによって、実際の総額は変わります。見積もりでは、1,000件を頼んだ場合の総額を出してもらうと比べやすくなります。IZANAGI の送信単価は1.25円〜です。
Q2. 従量課金・月額定額・成果報酬のうち、いちばん安いのはどれですか?
送る件数、期間、商談になる件数によって変わります。商談が多く取れる見込みなら、従量課金や月額定額のほうが商談1件あたりの費用は下がります。商談が取れるか分からない最初の1回は、成果報酬のほうが支出を抑えられます。この記事の計算表に、ご自分の見込みの件数を入れて比べてください。
Q3. 成果報酬のフォーム営業代行は、本当に損をしませんか?
成果が出なければ料金がかからない点は、損をしない仕組みです。ただし、何を成果と数えるかで金額が変わります。アポの条件、取り消しになった場合の扱い、月の上限、前払い金の有無を書面で確かめてください。成果が多く出た月の請求額が、従量課金より高くなることもあります。
Q4. 見積もりの単価に含まれていないものはありますか?
初期費用、基本料金、最低件数、リスト作成費、文面作成費、報告書の費用が別になっている場合があります。また、税込か税抜かも会社によって違います。「1,000件頼むと総額でいくらか」を聞くと、含まれていない費用が見つかります。
Q5. フォームに送れなかった分にも料金はかかりますか?
契約によって異なります。送信しようとした件数に料金がかかる契約と、送信が完了した件数だけにかかる契約があります。送れなかった会社の一覧と理由をもらえるか、人の手で送り直してもらえるかも、あわせて確認してください。
Q6. フォーム営業の代行と、ツールを自社で使うのと、どちらが安いですか?
ツールを使う場合は、利用料のほかに、送り先の条件決め、文面の確認、送信の操作、結果の確認を自社で行います。その作業にかかる社内の時間も費用として足して比べてください。送れなかったフォームへの対応まで任せたい場合は、代行が向いています。
Q7. IZANAGI の料金は、どのような仕組みですか?
1通ごとの送信単価(1.25円〜)で案内しています。件数や内容によって金額が変わるため、お問い合わせいただいた内容に合わせて見積もりをご案内します。設定から送信、結果の報告までは担当者が対応します。反応があった会社へのフォローコールなどは、オプションで相談できます。
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